すぐ近所に「映画館」という酒と珈琲のお店がある。月例で「鎌倉・夜学 シネマ」という会員制映画講座が開催されている。ジャズの夕べも開かれることがある。昨日、夕飯を家で済ませて午後7時からの上映会に参加させていただいた。マスターが「満席なんてことはないから当日で大丈夫」ということだったので、真に受けて行ったらほぼ満席だった。上映作品はスタンリー・キューブリックの「現金に体を張れ」。大混雑でカウンターに座っての鑑賞したが、モノクロの画面はよく見えた。最後の場面の奇想天外さと映像に思わず「おおお!!」と叫んでいた。久々に映画を観て興奮した。これはすごい。
キューブリック監督のこの映画は1956年に公開され映画人たちに新しい才能の登場を認めさせた作品だそうだ。原題が「the Killing」とあるように後半は多くの死が描かれる。競馬場の金庫襲撃に加担する仲間たちのそれぞれの人物像と生活が簡潔ながらよくわかる。悪い奴らがたくさん出てくる。淡々とした記録映画のようなナレーションにも引き込まれた。どこか今村昌平監督の「復習するは我にあり」と共通しするものを感じた。
キューブリック監督のこの映画は1956年に公開され映画人たちに新しい才能の登場を認めさせた作品だそうだ。原題が「the Killing」とあるように後半は多くの死が描かれる。競馬場の金庫襲撃に加担する仲間たちのそれぞれの人物像と生活が簡潔ながらよくわかる。悪い奴らがたくさん出てくる。淡々とした記録映画のようなナレーションにも引き込まれた。どこか今村昌平監督の「復習するは我にあり」と共通しするものを感じた。