2015年3月15日日曜日

秋吉久美子の魅力 森田芳光監督「の・ようなもの」 藤田敏八監督「赤ちょうちん」

フェースブックが凄いのはいろいろな人の投稿から連想するものがあるからだ。「究極のメロンパン」を売っている「のもの」ショップというお店の名前の話から、森田芳光監督の映画「の・ようなもの」(1981年)を久しぶりに思い出した。秋吉久美子さんが粋なお姉さんの役を演じている。二つ目の落語家の生活を描いたこの映画は何とも言えないとぼけた味でしみじみしていた。森田監督は亡くなられたが、杉山泰一監督、松山ケンイチ主演で「の・ようなもの のようなもの」という続編が今年公開予定だそうだ。観てみたい。

秋吉久美子と言えば、個人的には「赤ちょうちん」(1974年)が代表作だと思っている。日活青春映画の佳作をたくさん撮った藤田敏八の監督作品だ。大ヒットした南こうせつの歌の人気をねらって作られたはずの作品なのだろうが、この映画は名作だ。高岡健二にとっての代表作となり、脇を固めた長門裕之も好演している。


「赤ちょうちん」の脚本を書いた中島丈博という人は黒木和雄監督で映画化された「祭りの準備」(1975年)というすごい脚本を書いている。長岡出身の五藤利弘監督の「スターティング・オーヴァー」(2014年)はこの系列に属する青春映画で好きな作品だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿