タシケントで1979年の映画「秋のマラソン」をみてロシア映画の魅力に取りつかれるようになった。グルジア系ロシア人のゲオルギ・ダネリヤ監督が、同じくグルジア系の俳優オレック・バシラシヴィリを主役にして作った作品だ。
人が良くてちょっと気が弱くて「Noと言えない」中年男のミッド・ライフ・クライシスが描かれている。 秋のサンクト・ペテルブルグの風景が美しい。人生の秋の物語であり、いくつもの夢から夢へのマラソンの物語でもある。この映画の中で時計をセットした主人公はあちらからこちらへと駆け回るのに忙しい。知的な仕事についていてちょっと二枚目だ。優しい性格だからいろいろな人に頼りにされる。やがてあちこちに良い顔をしすぎて困ったことになる。生きていくということは選択することなのだが、この主人公はそれが苦手だ。
主人公を演じたバシラシヴィリは名匠エリダル・リャザノフの作品にも登場する。1977年の「職場の恋」では重要な脇役を演じた。1982年の「二人の駅」では、主役の二枚目を演じている。その時ヒロインをめぐって対立する敵役を演じたのがニキータ・ミハルコフだった。 1963年に若い日のニキータ・ミハルコフが主演した「モスクワを歩く」もダネリヤ監督の作品だ。
人が良くてちょっと気が弱くて「Noと言えない」中年男のミッド・ライフ・クライシスが描かれている。 秋のサンクト・ペテルブルグの風景が美しい。人生の秋の物語であり、いくつもの夢から夢へのマラソンの物語でもある。この映画の中で時計をセットした主人公はあちらからこちらへと駆け回るのに忙しい。知的な仕事についていてちょっと二枚目だ。優しい性格だからいろいろな人に頼りにされる。やがてあちこちに良い顔をしすぎて困ったことになる。生きていくということは選択することなのだが、この主人公はそれが苦手だ。
主人公を演じたバシラシヴィリは名匠エリダル・リャザノフの作品にも登場する。1977年の「職場の恋」では重要な脇役を演じた。1982年の「二人の駅」では、主役の二枚目を演じている。その時ヒロインをめぐって対立する敵役を演じたのがニキータ・ミハルコフだった。 1963年に若い日のニキータ・ミハルコフが主演した「モスクワを歩く」もダネリヤ監督の作品だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿